月別アーカイブ: 2021年1月

こんな痺れが良くなる?

こんにちは、望クリニック副院長・AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

今回のテーマは「痺れ」です。

痺れについては以前(2020年12月1日の https://ameblo.jp/nozomi-20200303/entry-12638540637.html)のブログで取り上げましたが、今回は少し角度を変えてお話ししていきます。

以前のブログでは、痺れを発症する疾患を挙げ、主な原因は

①関節機能障害によるもの

②神経が原因となっているもの

の2つがあるとしました。

そして、①か②の見極めにAKA-博田法が必須であることもお話ししました。

このことを踏まえた上で、では

どんな痺れがAKA-博田法で良くなりそうか?についてお話し致します。

まずAKA-博田法で良くなりそうな痺れ(=関節機能障害が原因の痺れ)の特徴は、その痺れに強弱があったり、痺れの部位が変わったりすることです。

つまり、変化する痺れです。

いつも痺れているという方も、丁寧に痺れの部位や時間帯、きっかけとなる動作などをうかがうと、ほとんど場合、痺れの様子には変化がみられます。

例えば

・痺れは強い時と弱い時がある

・普段は痺れていないけど、働いているうちに痺れてくる

・お風呂にゆっくり温まると痺れが緩和する

・寒いと痺れが増す

・無理をして疲れると痺れが増す

・のんびりとソファで横になっていると緩和する

・一定時間同じ姿勢でいると痺れが増す

・長時間働いたりすると痺れが増す

・痺れの部位が以前とは少し変わってきた

・日時、姿勢の状況により痺れ方が違う

 等々です。

この様な痺れは関節機能障害が原因のことが多いようです。AKA-博田法で治療してみると良いでしょう。

一方で、痺れの強さや部位が常時一定の場合は、関節機能障害が原因だけではなく、神経の障害の可能性もあります。

この場合は、一定期間AKA-博田法で診断、治療していきますが、神経の障害も考慮しつつ、より慎重にみていく必要があります。

ご自身で痺れの傾向を観察してみて下さい。

疑問や不安な点があれば次回の治療時にお尋ね下さい。

寒いと痛みが強くなるのはなぜ?

こんにちは。

望クリニック副院長・AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

今年もよろしくお願いします。

さて、今年初めてのブログは、寒さと痛みについてです。

冷えると痛みや痺れが強くなる。

冬の方が痛みが強い。

お風呂に入ると楽になる。

こう訴える患者さんは数多くいらっしゃいます。

診療していても、暖かい時よりも寒い時の方が調子の悪い方が多いのです。

では、なぜ寒いと痛みや痺れといった症状が増すのでしょう?

望クリニックの患者さんの多くは、仙腸関節の機能障害によって生じた筋肉の異常な収縮(緊張)を痛みや痺れ、コリ、突っ張りなどの「症状」として感じています。

つまり、筋肉がギューッと硬く収縮(緊張)している状態を、それぞれの部位で、様々な症状として感じているのです。

筋肉はその性質から、冷えると収縮(緊張)が強くなります。

そのため、寒い時期の方が痛みや痺れといった症状が増す傾向があります。

お風呂でよく温まると症状が緩和するのは、温まることで筋肉が緩むためです。

患者さんには日頃からお身体を冷やさないように気をつけて頂きたいと思います。

しかし、大切なのは痛みや痺れはただ温めれば良いという訳ではありません。

そもそも、仙腸関節が悪くなり発生した筋肉の収縮(緊張)が、寒さにより割り増しになっています。

つまり、仙腸関節をしっかり治療したうえで冷やさないようにすることが大切です。

温めるだけで一時しのぎをして、肝心の治療をしなければ症状の改善は難しいでしょう。

これから冬本番となります。

AKA-博田法でしっかりと治療して、養生としてお身体を冷やさないようにお気をつけ下さい。

P.S . 緊急事態宣言が出されました。皆様におかれましては、感染に注意してお健やかにお過ごし下さい。

望クリニックでは、皆様が安心して受診して頂けるよう、感染対策に万全を期して診療しております。