日別アーカイブ: 2020年3月10日

どんな時にAKA-博田法を受けるのがいいんですか?①

前回、腰痛の約85%が原因不明である話をしました。

では、その85%の方はどうしようもないのでしょうか。

そうではありません。

そこで、必要になってくるのがAKA-博田法で関節の機能障害を診断する事です。

特に次の項目があてはまるような方は、AKA-博田法を受ける価値があるのではないでしょうか。

①これまで、レントゲンやMRIによる診断しか受けておらず、病名も医師に告げられている(腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、すべり症等)。

 しかし、それに対する治療を受けているのに良くなっていない。

②レントゲンやMRI等の検査をしてきたが、画像上で異常所見がなく、整形外科で原因がわからないと言われている。

※①は治療をうけていてもなかなか良くならない場合、診断が間違っている可能性が高い。

という意味になります。

もちろん、AKA-博田法は行っている医療機関が少ない為、レントゲンやMRIのようにすぐに受けられるというものではありません。また、整形外科の医師からもすすめられることも少ないと思います。

ですので、患者さんは自分でAKA-博田法を受けた方がいいかどうかを自分で判断する必要があります。

その判断材料を伝えていく事もこのブログの目的のひとつだと思っております。

レントゲンやMRIは、あてにならない⁉

整形外科に通院したことがある方はお分かりだと思いますが。

診断のためにまず行われる検査がレントゲンやMRI等の画像検査です。

この検査は正常の画像に比べて神経の通り道が狭くなっているだとか、骨が変形しているだとか画像上の異常をみつける事が目的です。

たしかに、画像上の異常を見つける事が大事な場合もあります。

骨折があったとか、悪性腫瘍があったとか。レントゲンやMRIをして本当によかったという例も時にはあります。

しかし、そのような事はけっして多くなく

画像上の異常所見が必ずしも痛みやしびれを反映するとは限らないという事も、最近わかってきています。

例えば、腰痛の場合およそ85%が原因不明と言う研究もあります。

もちろん、これは医師の診察を受けて、レントゲンやMRI等の画像検査をしたうえで、です。

これって、ものすごい多いと思いませんか?

10人の腰痛患者さんがいたら8~9人が本当は原因がわからないという事です

この様な状態ですから、腰の手術をうけたのに腰痛がよくならなかったという方が多い事は不思議な事でないのです。

関節の動きが悪くなると、どんな事が起こるの?

関節の動きが悪くなって、関節の機能が失われた状態を関節機能障害と言います。

関節の機能障害は、特に仙腸関節の様な動きの少ない関節に起こりやすく、

関節機能障害により起こってくる症状は主に以下の様なものがあります。

痛み、しびれ等の感覚異常、筋緊張(こわばってくる方が多いです)、運動障害。

この症状なにかとにてませんか?

そうです、神経の障害で起きてくる症状と関節の機能障害と起きてくる症状はかなり似ているのです。

この事が、腰の手術をしたのに良くならなかった

とか

いくつも整形外科をいって治らなかったのに、AKA-博田法をして良くなったという理由になってきます。(もちろん、その逆もあります。)

次回は、その事について書いていこうと思います。