こんにちは、望クリニック副院長・AKA-博田法指導医の住田憲祐です。
今回のテーマは「痺れ」です。
痺れについては以前(2020年12月1日の https://ameblo.jp/nozomi-20200303/entry-12638540637.html)のブログで取り上げましたが、今回は少し角度を変えてお話ししていきます。
以前のブログでは、痺れを発症する疾患を挙げ、主な原因は
①関節機能障害によるもの
②神経が原因となっているもの
の2つがあるとしました。
そして、①か②の見極めにAKA-博田法が必須であることもお話ししました。
このことを踏まえた上で、では
どんな痺れがAKA-博田法で良くなりそうか?についてお話し致します。
まずAKA-博田法で良くなりそうな痺れ(=関節機能障害が原因の痺れ)の特徴は、その痺れに強弱があったり、痺れの部位が変わったりすることです。
つまり、変化する痺れです。
いつも痺れているという方も、丁寧に痺れの部位や時間帯、きっかけとなる動作などをうかがうと、ほとんど場合、痺れの様子には変化がみられます。
例えば
・痺れは強い時と弱い時がある
・普段は痺れていないけど、働いているうちに痺れてくる
・お風呂にゆっくり温まると痺れが緩和する
・寒いと痺れが増す
・無理をして疲れると痺れが増す
・のんびりとソファで横になっていると緩和する
・一定時間同じ姿勢でいると痺れが増す
・長時間働いたりすると痺れが増す
・痺れの部位が以前とは少し変わってきた
・日時、姿勢の状況により痺れ方が違う
等々です。
この様な痺れは関節機能障害が原因のことが多いようです。AKA-博田法で治療してみると良いでしょう。
一方で、痺れの強さや部位が常時一定の場合は、関節機能障害が原因だけではなく、神経の障害の可能性もあります。
この場合は、一定期間AKA-博田法で診断、治療していきますが、神経の障害も考慮しつつ、より慎重にみていく必要があります。
ご自身で痺れの傾向を観察してみて下さい。
疑問や不安な点があれば次回の治療時にお尋ね下さい。