月別アーカイブ: 2021年12月

年末年始のご注意

こんにちは、AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

年の瀬は月日の経つ早さを痛感する時期ですね。

望クリニックもお休みのため、今回は年末年始の注意点についてお話し致します。

帰省や旅行、来客、大掃除等で普段と異なる生活リズムになる方もいらっしゃるでしょう。

重労働でなくても、普段と違う労働や運動が時に痛みのきっかけとなります。
無理をし過ぎないようにご注意下さい。

車でお出掛けの場合は、こまめにサービスエリアに立ち寄るなどして、長時間の同じ姿勢を避けるようにして下さい。
新幹線であれば、安全を確保した上で、車内を少し歩くのも良いでしょう。

その際には前後屈の体操(イラスト)も行って下さい。

痛みやシビレには寒さも影響するので、寒さ対策もお忘れなく。

万一症状が悪化した場合には、安静の他、お風呂やカイロで温めることで対応し、年明けに早めにクリニックへ受診して下さい。

《最も安静な姿勢》

※横向きの場合:左右で症状の強い側を上にして寝る



※仰向けの場合:膝の下にタオル等を入れる


(仙腸関節以外の原因が疑われる場合は、適宜医療機関へ受診してください)。



今年も一年ありがとうございました。

来年が皆様にとってより良い年になりますように!


記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)

つらい方必見!AKA-博田法指導医「住田憲祐」による痛みやしびれ、コリの解説ブログ

対症療法と根本療法


こんにちは、AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

整形外科の痛みやシビレの治療には、対処療法と根本療法があります。

対症療法とは痛みやシビレの原因はともかく、その症状を抑える方法です。例えば、鎮痛剤、湿布、マッサージ等の筋肉に対する治療法がそうです。

これに対して、根本療法とは症状の原因に対する治療法です。手術、AKA-博田法などがそうです。

治療をしなくても痛みやシビレが治ってしまうことがあるように、対症療法で良くなる方もいらっしゃいます。
対症療法には対症療法としての意味があります。
例えば、AKA-博田法で治療している期間に痛み止めのお薬を飲んでも良いの?というご質問があります。痛み止めも対症療法の1つですね。

当院では「痛みが我慢できない場合はお飲み下さい」とお伝えしています。

しかし、鎮痛剤で一時的に症状が鎮まっても、根本から治っているわけではありません。薬の効果が切れると症状は再発してしまいます。

また、一時的に痛みやシビレが鎮まったからといって運動量が増えると、根本原因である仙腸関節への負担は増し、かえって悪化する可能性もあります。

痛み止めを飲んで楽になっても、出来る範囲で安静を心掛けてください。

そして、対処療法が要らなくなるために、根本から治療することはお忘れなく。