変形性股関節症の症例

今回は変形性股関節症の方の症例をご紹介します。

70代女性   

  初診時の症状  

ずっと前から右股関節の痛みで悩んでいます。
歩くと痛み、階段は避けてエレベーターやエスカレーターを探して移動しています。
痛みのために取れる姿勢に制限があり、杖を使って歩いています。
また、股関節が硬くなっていて曲げたり、胡座をかくような姿勢で動きの制限が強くみられます。
痛みは1日のなかでも変わり、気温や気圧といった天候の変化も影響します。

レントゲン写真の解説

右側の股関節の軟骨がすり減って、隙間が無くなっています。

  AKA-博田法での治療経過  

治療を始めたばかりの頃は、治療効果がはっきりしませんでした。
治療を始めて2か月位すると、天気の変化による影響が減ってきたそうです。
また、半年位して、痛みが減ってきているのが自覚できるようになったとのことです。

その後、新型コロナウイルスの影響で治療が中断する時期がありましたが、最近では月に1~2回程度治療しています。
治療後は股関節の可動域がやや改善し、痛みは減って身体も軽くなるそうです。
体重も多めなので、無理をすると痛みが増しますが、新型コロナウイルスが落ち着いたらまた旅行に行きたいと思い治療を受けています。

  考察  

変形性股関節症は鎮痛剤やリハビリ等で痛みが治らないと、年齢によっては手術を勧められます。
手術では人工の股関節に置き換える人工股関節置換術が代表的です。
手術で楽になる方も多いため、手術は重要な選択肢の1つです。

しかし、手術をせずに痛みがコントロール出来れば、それに越したことはありません。

変形性股関節症の痛みはAKA-博田法で抑え込める症状の1つです。
手術をしない場合の選択肢の1つとしてAKA-博田法は良い方法だと考えます。
この病気の主な問題は以下の2つです。
①股関節の痛み
②軟骨の擦り減りに伴う股関節の硬さ

①の痛みはゼロにはなくなりませんが、治療により良くなることが期待出来ます。
②の硬くなった股関節は、痛くなる前の柔らかさには戻りませんが、若干柔らかくなる方がいらっしゃいます。

AKA-博田法で治療する場合、股関節にはあまり触れません。
変形性股関節症も、その痛みの原因は仙腸関節にあることが多いのです。
この方も仙腸関節を治療することで痛みが落ち着いてきています。

また、膝や股関節の痛みは運動量の他に体重が影響します。
体重が重いと負担が大きくなるため、痛みが再発しすい傾向にあります。

変形性股関節症の方は、AKA-博田法で治療すると痛みは軽減しますが、ゼロになるという訳ではありません。
しかし、治療で痛みを少ない状態に維持できると、変形の進行を比較的抑えることができます。
こうして、痛みをより少ない状態で維持することが治療の目標です。

これにより、歩行が楽になって行動範囲が広がる方が多くいらっしゃいます。

変形性股関節症の痛みでお困りの方は、手術をする前にAKA-博田法を試してみるのもよいでしょう。

★You Tubeでも変形性股関節症について解説しています。

(1) 【変形性股関節症】変形性股関節症で手術をしたくない、人工関節にしたくない方へ – YouTube