正しい腰痛予防の体操について

こんにちは、望クリニック副院長・AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

今回は関節からみた痛みやシビレの予防(仙腸関節をよい状態に保つため)の体操についてお話し致します。

望クリニックでは、再発予防の体操として、以下のような軽い前後屈の体操をお願いしています。

立った状態で、軽く体を前後に倒す体操です。

これをすることで、仙腸関節が動かなくなってしまうことを比較的防ぐことができます。

とても簡単な体操ですが、いくつかポイントがあります。

①軽く行う

深く曲げ伸ばしするのではなく、軽く行うようにしてください。

仙腸関節は少ししか動かない関節です。

動きの幅は、少ない方だと1mm以下、たくさん動く方でも3mm程度とわずかです。

前に深く曲げたり、後ろに大きく反らすと、その僅かな動きの範囲を超えてしまいます。

これにより、関節機能障害(関節の中の動きが悪くなること)を発症し、かえって悪化することもあるためです。

②回数も重要

体操は1回につき3往復(前屈後屈→前屈後屈→前屈後屈)にしてください。

たまに、一度にたくさん行うと悪化する可能性があります。

実際に行うと、とても軽い運動のため、体操した感じがしないと思います。

しかし、ポイントはやった感じではなく、正しく行うことです。

③こまめに行う

頻度は20分に1回を目安にして下さい。

1度にたくさん行ったり、激しく行うのではなく、軽くこまめに行うことが大切です。

わずか数秒でできる体操なので実践してみてください(寝ている時は不要)。

④左右に倒したり、ひねったりしない!

「前後だけでなく、左右に倒したり捻る体操も必要?」というご質問がありますが、その必要はありません。

その理由は、仙腸関節の構造にあります。

例えば手の指の第一関節や第二関節は、曲げ伸ばしは出来ますが、左右方向に曲がったり捻れたりはしません。

これを無理に行えば、痛みが出たり捻挫をして関節を傷めます。

仙腸関節も前後方向には動きますが、左右に曲がったり、捻れたりはしません。

柔らかくするために、左右方向に倒したり捻ると、指と同じ様に関節を傷めかねません

予防の体操は前後屈のみにして下さい。

難しい体操ではないので、こまめに行うようにしてください。