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「肩凝り」とは自覚症状です

こんにちは、望クリニック副院長・AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

患者さんに「肩は凝っていますか?」と聞くと、

自分では凝りを感じないけど、美容師さんやマッサージ師さんから

「凝ってますね」「硬くなっていますよ」 と言われた。

そんなお話を聞きます。

このような場合、じつは「肩は凝っていない」のです。

肩凝りとは自覚症状です。

マッサージをした方は、「あなたの肩の筋肉が硬くなっている」と感じたのでしょう。

しかし、酷い肩凝りを感じていても、肩の筋肉は柔らかい方がいらっしゃいます。

逆に、凝りを感じていなくても、触ってみると肩の筋肉が硬い方がいらっしゃいます。

つまり、筋肉の硬さと患者さんの感じる凝り感は必ずしも一致しません。

大切なのは、他人が感じる筋肉の硬さではなく、ご本人が肩凝りを感じているかどうかです。

肩凝り感じていなければ、指摘された硬さを治す必要もありません。

このことは、肩こりを腰痛に置き換えてみるとよく分かります。

腰痛も自覚症状です。

自分の腰が痛いかどうか?を他人に聞く人はいませんね。

腰に痛みを感じなければ腰痛は無しです。

他に、肩のある部分を押すと気持ちが良かったり、痛むという方もいらっしゃいます。

これも気にする必要はありません。

身体には、健康な方でも押すと痛みや気持ちよさを感じる部位が100箇所以上あります。

例えば、昔の人が「ツボ」と言った様なところです。

肩の周りにもそう言う部位があるため、押して痛かったり気持ち良かったりしても、それだけで異常とは言えません。

問題なのは、押して痛いかとは関係なく、普通に生活をしていて痛みや凝りを感じる場合です。

この場合、治療が必要です。

肩凝りに対しては、個々人で受け止め方が異なります。

ご自分が肩凝りを感じた時に治療が必要と考えると良いでしょう。

因みに、肩凝りの多くは仙腸関節の機能障害が根本原因です。

肩こりについて 動画投稿しました。

肩こりについて動画作成致しました。

動画の内容は、肩こりが起こる原因と治療法について

何故、頑固な肩こりが、マッサージを受けても整形外科で筋肉をやわらかくする薬を処方されてもよくならないのか。

治療はAKA-博田法にかぎらず、整形外科的な薬物療法やマッサージ、ストレッチ等の民間療法について、私の考えを簡単ですがまとめています。

慣れない在宅ワーク等により、肩こりでお困りの方が増えているそうです。

参考にして頂ければ幸いです。