AKA-博田法からみた骨盤調整について

こんにちは、AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

患者様よりご質問がありました。

「骨盤調整(もしくは、矯正)でも仙腸関節を治療するそうですが、AKA-博田法と何が違うのですか?」

骨盤調整には「仙腸関節のズレを治す」「仙腸関節のストレッチ体操」「仙腸関節を調整する」等の技術があります。なかには、脚を引っ張ったり、骨盤を揺すったり、自分で行う矯正体操のようなものから専門的な徒手療法まで様々なものがもあります。

仙腸関節は骨盤にあり、そこを治療するため、AKA-博田法と同じような治療法と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、これらとAKA-博田法とは別物です。

AKA-博田法は、関節運動学に基づき、関節神経学を考慮し「関節の内部の動き(これを関節包内運動という)を良くする」治療方法です。

関節運動学に基づいて、関節神経学を考慮して関節包内運動を治療する方法は、私の知る限りでは現時点ではAKA-博田法のみです。

また、AKA-博田法は個々の関節を一つ一つ治療するのも特徴です。

AKA-博田法以外の治療法は、複数の関節を同時に治療する事が多いようです。複数の関節を同時に治療した場合、どの関節が痛みやしびれ等の症状の原因になっているかの判断が難しくなってしまいます。

AKA-博田法は、仙腸関節なら仙腸関節、脊椎にある椎間関節なら椎間関節といった具合に関節を一つ一つ治療していきます。だから、仙腸関節機能障害が原因のいたみやしびれを診断する事ができるのです。

AKA-博田法は、痛みやしびれの診断にもなる治療法という点が他の骨盤調整やストレッチ、徒手療法と違う点と言えるでしょう。

記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)
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