股関節の痛みを治す方法について

こんにちは、望クリニック副院長、AKA-博田法指導医住田憲祐です。

今回は、股関節の痛みを治す方法についてのお話です。

股関節の痛みを治す方法として、これまでどのような治療を受けてきましたでしょうか。

痛み止め、湿布、温熱、電気、鍼灸、整体、マッサージ、筋トレ、ストレッチ等いろいろな治療があります。

整体やストレッチ、筋力トレーニングについて説明されている動画も非常に多いです。

この動画では、般的な方法をやってきたがなかなか股関節の痛みがなかなか良くならない、何か治す方法がないものかと思っている方に役立つ内容になっております。

望クリニックには、色々な治療をしてきたがなかなか股関節の痛みがよくならない患者さんが数多くいらっしゃいます。

一般的な治療、病院では薬の処方、温熱、電気等のリハビリ。病院以外では、鍼灸、整体、マッサージ、筋トレ、ストレッチの様な方法を一通り経験してからいらっしゃる方が多いようです。

普通、これだけ色々な治療をしてきた患者さんですと、もう治療する方法がないと考えるかもしれません。

そのような方でも、多くの場合まだ治療をしていない場所があります。それが関節包内運動です。

関節包内運動は、2種類あります。

①骨の運動に伴って起こる構成運動

②骨の動きと関係なく起こる副運動       です

特に痛みの治療には副運動の治療が大事になってきます。

もしかしたら関節の動きをよくするような体操、リハビリ、整体はこれまで幾度となく試してきたという方もいらっしゃると思います。

しかし、私の経験では、ほとんどの方はこの副運動の治療が正しく行われてきてないようです。

副運動の治療は、筋肉がリラックスした状態で熟練した他者の手で行わないと難しいからです。

他者の手によりというのがポイントです。

簡単に言うと自分で体操やストレッチを一生懸命に行っても副運動の治療にはならないということになります。

副運動の治療は他人にやってもらう必要があるということです。

また、どの関節の副運動を治療するのが股関節の痛みに有効かという問題もあります。

ふつう、股関節の痛みだから当然股関節を治療すると考えると思います。

そこも実は落とし穴です。

股関節よりも、仙腸関節の方が股関節周辺の筋肉のこわばりに関係するということがAKA-博田法の開発によりわかったのです。

筋肉の異常なこわばりを、股関節の痛みやはり、歩きづらいという症状として感じる事が多いようです。

残念ながら、股関節の副運動は、股関節の痛みに対してあまり有効ではないことが多いようです。

これが、整体やリハビリなど専門家による治療を受けている方でも、なかなか股関節の痛みが良くならないというケースが多い理由だと考えております。

実際の治療は、

主に右股関節なら右の仙腸関節、左股関節なら左の仙腸関節の副運動を治療します。

仙腸関節の機能障害が股関節の痛みの原因かどうかは、AKA-博田法で治療した後に、股関節の痛みが良くなっているかどうかで判断します。5回位の治療の間に、症状に変化が出てくる方は、治療を続けていくことで股関節の痛みが出にくくなっていくケースが多いようです。

まとめ

股関節の痛みには、実は股関節よりも仙腸関節の方が関係している事が多いので注意が必要です。

AKA-博田法が他の治療と違う点は、2つです。

① ストレッチや体操等自分で行う運動ではよくする事ができない関節包内運動の副運動を治療すること

② 通常のリハビリ、整体等で治療していない仙腸関節を治療すること

仙腸関節の機能障害が起こると、股関節周辺の筋肉のこりやはりが起こり、股関節の痛みの原因になります。

これまで、色々な治療を試してきたが股関節の痛みがなかなか良くならず困っている方、仙腸関節の機能障害についてみてもらったことがありますでしょうか。もしないようであれば、AKA-博田法医学会の指導医のような専門の医師へ受診することをお勧めいたします。

このチャンネルでは、腰や膝、肩等の整形外科的な痛みやしびれで困っている方に対して有用な情報をお送りしております。もしよければ、他の動画もみていただけたらと思います。

以上、望クリニック 住田憲祐でした。