こんにちはAKA-博田法指導医の住田憲祐です。
妊娠出産に伴う腰痛はよく知られています。
第一三共ヘルスケア株式会社が2016年10月に、全国の0〜2歳の子供をもつ女性4978人に実施した「子育てママの全国実態調査」によると、
0歳児の母親では実に4人に3人が腰痛に悩んでいるようです。
「ママの体調は妊娠中よりも産後の方が大変」と答えた方が58%でした。出産前にはなくて出産後発症した不調は以下の通りです。
第1位:腰痛
第2位:骨盤周りのトラブル
第3位:肩こり・首の痛み
不調の上位3症状と仙腸関節の関係を見てみると、第1位の腰痛はもちろん、臀部や股関節などの骨盤周りの症状や、頸肩の痛みやコリなど仙腸関節が原因の可能性がある症状が上位を占めています。
つまり、多くの産後の症状に仙腸関節の異常が関係していると考えられます。
また、腰痛は母親としての自信等、精神面にも影響しているようです。
同社が2016年11月、 0〜1歳児をもつ女性1032人に行った調査では、
・腰痛がママの気持ち迄ネガティブにしてしまう
・腰痛を感じるのは「育児をしている時」が90%でトップ
・腰痛のせいで子供と遊ぶのが億劫になるママは60%以上
となっています。
このように、腰痛は育児期の母親にとって大きな問題でもあるのです。
次回は育児期の腰痛治療についてお話し致します。
記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)
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