こんにちはAKA-博田法指導医の住田憲祐です。 膝を痛めた経験のある方は、半月板損傷という病気をご存じの方もいらっしゃるでしょう。 半月板とは、大腿骨と脛骨の間にある軟骨様の組織です(イラスト参照)。 一般的な整形外科では、加齢により傷つきやすくなっている半月板に、微妙な外力が加わり痛むと考えます。 この病気はスポーツ選手の膝痛の原因としても知られています。 当院の患者さんの膝痛では、変形性膝関節症の次に多いのが半月板損傷と言われた痛みです。 半月板の損傷は必ずしも膝の痛みの原因ではない AKA-博田法では「急性期の怪我以外の半月板損傷と診断された痛み」を治療対象としています。 なぜなら、私達は慢性的な膝の痛みの原因として、半月板の損傷は関係ない事が多いと考えているからです。 例えば、半月板は年齢を重ねるにつれてすり減り、なくなっていきます。 膝が痛くなくても40~50代の多くは半月板を損傷しており、高齢者になるとほとんどの方が半月板がなくなっています。 これは異常ではなく正常な老化です。 半月板の損傷が痛みの直接の原因であれば、損傷したり、なくなったりした全員が痛くなるはずです。 しかし、現実はそうではありません。 痛みのない元気な高齢者はたくさんいらっしゃいます。 私達は、損傷した半月板が膝の痛みの原因ではない場合が多いと考えています。 それでは、膝の痛みを起こす本当の原因はなにが考えられるでしょうか。 痛みの原因は仙腸関節に 私達は、痛みの本当の原因は仙腸関節にあることが多いと考えています。 仙腸関節が動きが悪くなったり炎症を起こすことで、膝の周囲の筋肉や靭帯等が異常な収縮を起こし、それを膝の痛みと感じているのです。 その証拠に、仙腸関節AKA-博田法で治療すると、半月板は損傷したままでも膝の痛みが良くなることが多々あります。 望クリニックでは、半月板損傷と言われた痛みが、本当に半月板の損傷によるものか、仙腸関節が原因かを見極めるためにAKA-博田法の受診をオススメしております。 記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師) https://sugamo-ekimae-cl.com/blog/wp-admin/post.php?post=350&action=edit#site-title-pseudo-link |