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痛い時に必要な「安静」とはどんな状態か?

こんにちは、AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

当院ではAKA-博田法で治療する他に、日頃の注意として「安静」をお願いしております。

仙腸関節の動きが悪いだけであれば、AKA-博田法で治療すれば早期に良くなります。しかし、仙腸関節に炎症まで起こると、症状は強くなり治療が長期化します。

特に望クリニックの患者様は、他の医療機関で良くなっていない方が多いため、仙腸関節に炎症を起こしている方が多くを占めます。

「安静」のイメージは人により異なるかもしれません。

AKA-博田法でいう「安静」とは、「仙腸関節にとっての安静」です。

例えば、ソファにのんびり座っていると、一般的には安静と言えるでしょう。しかし、仙腸関節には上半身の重さがかかるため、仙腸関節にとっては安静ではありません。長時間座っていた後の、動きはじめが痛いという方は結構多いのです。これは、座っている間に仙腸関節に負担が加わり、動きが悪くなってしまうためです。

仙腸関節が最も安静なのは、下のイラストのような姿勢です。

・左右いずれかのつらい側を上にして横向きで寝る

仰向けで膝の下にタオルのようなものを入れ、少し膝を曲げて寝る

左右両側に症状がある場合は、横向きに寝て時々寝返りをする

眠るときもこの姿勢をおススメします(一旦、眠ってしまうとわからないため、気付いた時に努める程度で大丈夫です)。

また、安静が必要とわかっていても、やらなければならないこともあるでしょう。その場合、「出来るだけ楽な方法や、より症状が発症しにくい方法」で行ってください。

例えば買い物に行く場合、歩くと足腰が痛くなる方は、自転車の方が楽であればそうしてください。また、自転車よりもバスの方が楽であれば、バスを利用した方が良いでしょう。このように、安静が難しい場合は、より楽な手段で行うことをおススメ致します。

そして、症状がない状態で生活できていれば、ある程度は安静が保てていると考えてよいでしょう。

記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)
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