年別アーカイブ: 2022年

春におこる不調について

こんにちはAKA-博田法指導医の住田憲祐です。

日が長くなり、暖かい日が増えてきましたね。

木々は芽吹き、花が咲きます。

春は明るいイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし、一方で、天候が目まぐるしく変わる季節ともいえます。
前日との気温差が10度近くになる日もあります。

また、新年度になり環境が変わった方がもいらっしゃるでしょう。

この様な変化の時期は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経がやや不安定になる方がいらっしゃいます。

そして、この自律神経の乱れが関節の炎症に影響することがあるのです。

暖かく心地よい天気の時に比べて、雨で寒い天気の時の方が不調を訴える方が多いのも、自律神経が関係している可能性があります。

また、仙腸関節の状態が悪くなっても自律神経系に悪影響を及ぼすことがあります。

寒くて不調を感じる時は、お風呂等でよく温まり、休息を多めに取るように意識してみて下さい。

そして、急に痛みやシビレが悪化した場合は、早めに受診してください。

記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)

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圧迫骨折後の腰痛について

こんにちはAKA-博田法指導医の住田憲祐です。

「尻餅や転んで背骨を圧迫骨折した」というお話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

圧迫骨折は骨粗鬆症のある高齢者に起こりやすい怪我です。
受傷当初の痛みは骨折としての治療が必要です。
骨がくっつき痛みが無くなれば問題ありません。

骨がくっついても痛みが残る場合がある

しかし、骨折して3ヶ月以上経っても痛みが残る場合があります。レントゲン写真で見ると、骨はくっついているのに痛みは残っているのです。 鎮痛剤を飲み続けるのは避けたいところです。

そもそも、骨がついたのに何故まだ痛むのでしょう?

骨がくっついた後も痛む場合、その痛みは仙腸関節が原因のことも

骨折受傷後3ヶ月以上経っても痛む場合、痛みの原因は仙腸関節にあることが多いのです。

例えば、転んで圧迫骨折をした時に、骨が折れたことに加えて、仙腸関節の機能障害を併発していることがあります。 また、骨折の治療期間中の不自然な動作が仙腸関節の機能障害を発症することもあるのです。

この場合、治療は仙腸関節を治療することが必要です。痛みの原因が分かれば、不安は解消され痛みに対する治療もできます。

圧迫骨折をして3ヶ月以上経ってもまだ痛む方はAKA-博田法で仙腸関節を治療してみるのも良いでしょう。

記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)

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膝の半月板損傷について

こんにちはAKA-博田法指導医の住田憲祐です。

膝を痛めた経験のある方は、半月板損傷という病気をご存じの方もいらっしゃるでしょう。

半月板とは、大腿骨と脛骨の間にある軟骨様の組織です(イラスト参照)。
一般的な整形外科では、加齢により傷つきやすくなっている半月板に、微妙な外力が加わり痛むと考えます。
この病気はスポーツ選手の膝痛の原因としても知られています。

当院の患者さんの膝痛では、変形性膝関節症の次に多いのが半月板損傷と言われた痛みです。     


 
半月板の損傷は必ずしも膝の痛みの原因ではない
AKA-博田法では「急性期の怪我以外の半月板損傷と診断された痛み」を治療対象としています。

なぜなら、私達は慢性的な膝の痛みの原因として、半月板の損傷は関係ない事が多いと考えているからです。

例えば、半月板は年齢を重ねるにつれてすり減り、なくなっていきます。
膝が痛くなくても40~50代の多くは半月板を損傷しており、高齢者になるとほとんどの方が半月板がなくなっています

これは異常ではなく正常な老化です。

半月板の損傷が痛みの直接の原因であれば、損傷したり、なくなったりした全員が痛くなるはずです。
しかし、現実はそうではありません。
痛みのない元気な高齢者はたくさんいらっしゃいます。

私達は、損傷した半月板が膝の痛みの原因ではない場合が多いと考えています。

それでは、膝の痛みを起こす本当の原因はなにが考えられるでしょうか。

痛みの原因は仙腸関節に
私達は、痛みの本当の原因は仙腸関節にあることが多いと考えています。
仙腸関節が動きが悪くなったり炎症を起こすことで、膝の周囲の筋肉や靭帯等が異常な収縮を起こし、それを膝の痛みと感じているのです。

その証拠に、仙腸関節AKA-博田法で治療すると、半月板は損傷したままでも膝の痛みが良くなることが多々あります。

望クリニックでは、半月板損傷と言われた痛みが、本当に半月板の損傷によるものか、仙腸関節が原因かを見極めるためにAKA-博田法の受診をオススメしております。

記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)

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半月板の損傷は異常必ずしも異常ではない

痛みの原因は仙腸関節に

不安について

こんにちは、 AKA-博田法指導医の住田憲祐です。

遅くなりましたが、今回が今年初めてのブログです。
今年もよろしくお願い致します。

さて、今回のブログは「症状に伴う不安」についてです。


具合が悪いと気持ちも沈みがちに
痛みやシビレは、身体だけではなく時に心理面にも影響します。
苦しんでいる期間が長いほど、将来への不安は募ります。
特に当院の場合は、既に医療機関に受診して良くなっていない患者さんが多いため、不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。

若い方では、
「このまま仕事を続けられなくなるのでは?」

ご高齢の方では、
「寝たきりになってしまうのでは?」
「痛いけど歩かなくては筋肉が弱ってしまうのでは?」

年齢に関係なく、
「病院では手術といわれたけど、本当に手術が必要なのか?」
「手術をしたのに良くなっていないのに本当に良くなるのか?」

等々、不安な思いは次々と浮かんできます。
なかには、病状に不釣り合いな不安に囚われてしまい鬱のようになってしまう方もいらっしゃいます。




正しい治療と正しい理解
大切なことは正しい治療と正しい理解をすることです。
AKA-博田法で正しく治療をすることで、症状は改善に近づきます。
しかし、良くなるまでの期間は、その症状と付き合わないといけない時期です。
その間は症状について正しく理解することで、必要のない不安から開放されます。

例えば、痛くてつらいときに
「これは仙腸関節がまだ動きが悪いからだ。しかし、治療を重ねることで仙腸関節の動きが良くなれば痛みは治まる」と知っておくことで必要以上な不安は軽減します。

望クリニックでは治療以外に患者さんへの丁寧な説明を心がけております。
ご来院の際は、不安を持ち帰ることがないように、その都度治療担当者へお伝えください。

記事執筆責任者-AKA-博田法指導医住田憲祐(医師)

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